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【椎名高志】資料目録 『GS美神』のタイトルロゴに関して

そう言えば、従前より『極楽』関係で個人的にチョイと気になっていた案件がありまして、それが去年の内に判明しておりました。
記事にするのもすっかり忘れていたものですが、思い出したんで遅れ馳せながらうp ..ψ(。。)

椎名高志先生の出世作である『GS美神 極楽大作戦!!』、この作品においてその作品タイトルのロゴデザインは、ほぼ同一のモノを以って長らく使われてきました。
ただ、実は極初期からの変更があったり、異なるタイプが並存したりと中々気に掛る状況があったりもしたもので、その辺を一度まとめたいと思っていたところ。
それが、昨年の内に資料的な整理が付いたもので、今回の記事とした次第です。

と言うワケで、以下解説。



Aタイプ…最初期のタイトルロゴ

  GS-logo 01

使用期間
 ・読切掲載分  1991年 第20+21合併号 (掲載話:「美神除霊事務所出動せよ !!」) 
 ・連 載 分  1991年 第30号~第46号 掲載分 (16話分)
 /計17話分のみ採用

連載前の読切分と連載後の僅かな期間…掲載話数として17話分のみと言う、連載の極初期にのみ使用されていたタイトルロゴがこれです。
なお、連載に先だって掲載された上記読切分ですが、コミックスでは本作の第1話に位置付けられていますので、以降の連載分と一体として把握しておきます。
(一方、特別読切扱いの『極楽亡者』は、そもそも別の連載作品・『(有)椎名百貨店』の中の一編であり、当時の扉絵も確認出来ていないので、今回は触れません。)

以降のロゴデザインを把握する為に、このタイトルロゴに於いては「ゴーストスイーパー美神」部分と「極楽大作戦!!」部分を一つのデザインを構成する別パーツとして見ておくのが一つのポイントでしょう。

 ●参考:コミックス第1話「美神除霊事務所出動せよ !!」・初出誌掲載時の扉絵
   GS-logo 06



Bタイプ…以降のデザインベースとなったタイトルロゴ

  GS-logo 02

使用期間
 ・連 載 分  1991年 第47号~最終回 (「サイキックパワー売ります!!」以降掲載分)

「サイキックパワー売ります!!」(巻中2色カラー掲載)の回より、突然このタイトルロゴに変更されました。
以降は、このタイトルロゴが雑誌掲載時の扉絵を最後まで飾っていたのです。

Aタイプに於ける妙に手書き感溢れた「ゴーストスイーパー美神」部分が、

  GS-logo 03

…と言う、装飾的にやたら凝ったデザインに変更され、これを「極楽大作戦!!」部分に被せたデザインになりました。
実はこの被せ方にも2パターンあり、上出画像の様に「作」の部分にセンタリングして被せたタイプと、「極」の部分に被せたタイプ(後出・参考画像参照)とがありました。
変更初期は後者が多かったのですが、次第に前者に以降していった印象…但し、結局のところは扉絵のデザインと兼ね合いだったみたいで、後者が全く使われなくなったってことは無かったりするんですよね。
なお、「極楽大作戦!!」部分は、Aタイプからそのまま流用されています(「GS美神」部分を被せるそのデザイン上、縦横の比率が少し変えられていますが)。

 ●参考:「プロポーズ大作戦!!」・初出誌掲載の扉絵
   GS-logo 07

ただ、このタイプ…毎回扉絵に使われていた為に古参ファンにとっては見慣れたものでしょうけれど、実はそれ以外には余り使われていなかったんですよね。
せいぜい、懸賞品のテレカなどサンデーのノベルティグッズ(の一部)に記載されてた位でしょうか。
後は、アニメ化に伴い刊行された小説版(表紙カバー)でも使われていましたね。
しかし、他には直ぐにはちょっと思い当たらないんですよ…(思い出せたら追記しますが ^^;)

むしろ、より汎用性高く用いられていたのは、次のタイプのタイトルロゴです。



Cタイプ…Bタイプから派生した汎用型のタイトルロゴ

  GS-logo 04

使用期間
 ・少年サンデーコミックス 第1巻(1992年3月18日頃発売)より採用
  (それ以前に使用された事があったのかは、未確認です。)

これは、Bタイプをアレンジしたデザインとして捉えた方が良いでしょうか?
Bタイプに於ける「GS美神」部分をリライトしたものとなっています。

  GS-logo 05

ロゴを囲む亀甲型の枠を取り去り、ロゴの自体の装飾性あるデザインもかなり簡略化、また「GS」の字体もゴシックタイプに変更。
基本となるデザインは踏襲しつつ、よりスッキリしたデザインになっています。
また、Bタイプと異なり、この「GS美神」部分は「極楽大作戦!!」とは被せないように配置されていました。
(両者の大きさの比率とか、配置の仕方などは都度都度異なりますので、上記画像は基本型とご理解ください。)
こちらのタイプが、コミックスの表紙カバーを飾っていました。

 ●参考:少年サンデーコミックスと同ワイド版の表紙カバー
  GS-logo (3)

また、CDの一部でも使用されていましたね。
その為、より多くのファンの目に馴染みがあるのは、コチラのタイプだと思われます。

なお作品の扉絵としてですが、連載中はBタイプだったのですが、後年に単発で企画掲載された「ブレイク・ユア・ディスティニー!!」については、このCタイプのロゴで掲載されていました。

 ●参考:「ブレイク・ユア・ディスティニー!!(後編)」・初出誌掲載の扉絵
  GS-logo 10



C´タイプ…アニメ版タイトルロゴ

  GS-logo (4)

そもそもアニメ化の際には作品タイトルが原作版から変更されています。
『極楽大作戦!!』が外され、『GS美神』のみでした。
そして、タイトルロゴに於いては、この「GS美神」部分のデザインがCタイプから流用されています。
変更点としては、「ゴーストスイーパー」との“読み文字”を付け加えた位でしょうか?
(他には、上記画像の様に影付きの効果が付されてもいましたが、関連仕様の中では影付きなしのヴァージョンもありましたので、必ずしもとは限りません。)

元より『極楽』関連のグッズと言えば、サンデーによるノベルティ以外は、殆どがアニメ化に伴う版権物だったと記憶しています。
その為、市販グッズ上で見かけるのは「極楽大作戦!!」のないこちらのタイプが圧倒的だった印象です。
但しデザイン上、こちらはもう完全にCタイプからの派生でしかないので、亜種扱いでC´タイプとしておき、独自デザインとは一線を隔しておきます。



とまあ、主だったタイトルロゴのデザインは上記のとおり。
その後のコンビニ廉価版コミックスや現在刊行中の文庫版では、また異なるロゴデザインが使われていますし、特にノベルティグッズなどでは単品的に異なったデザインが採られているケースも多くありましたが、これらは“作品の顔としての”新デザインというよりも、単に各個用に作られたオリジナルデザインと考えられますので、判断保留します。
(例えば、今後刊行され得る全てのレーベルで文庫版のロゴが引き続き採用され、実質的に新しいロゴとして定着されたと判断出来ましたら、それを新しいタイプとして追加する事とします。)

総括的に言えば、何より「極楽大作戦!!」部分について、当初から全く変わらず使われ続けていたのは凄い (^^)
当初の読切作品から年経った「ブレイク・ユア・ディスティニー!!」でも、この部分は継続して使われているのですから。
正にベーシックなデザインとして存在感を放ち続けたワケです。
これの担当デザイナー氏には敬意を表さずにはいられません。

一方で、途中でロゴデザインを一部変更したその判断も、結果として良かったと考えます。
言うちゃ何ですが当初のAタイプ、なんつーか非常に野暮ったいと言うか…「ゴーストスイーパー美神」部分の雰囲気に引っ張られて、「極楽大作戦!!」部分のデザインの良さも活かし切れていない印象なので f(^^;
正直、個人的にはデザインの変更は大正解だったと思っています。

ただ、デザイン的な面のみならず、このタイトルロゴの変更はそれに付随して一定以上の効能も及ぼしたのではないか、と私は考えています。
それは、この変更以降、この作品の略記が「GS美神」として急速に一般化して行った事ではないか、と。

「ゴーストスイーパー美神」みたく長ったらしい表記。
しかも、ゴーストスイーパー自体は作品世界観の中に於ける“独自の”「普通名詞」です…『美神』がヒットして後でこそ、それが何を指すのかは明瞭ですけれど、当時はまだこれから作品が認知されていく過程にありました。
これは、これから作品を売り出してていこうとする上ではイマイチ使い勝手が悪い上に、印象が薄いと言えます。
殊に本作は、タイトルが二つのパーツで構成されるパターンですから、尚更に作品の代名詞…正にアイコンと成り得るタイトルであった方が良いでしょう。
現在でも長めタイトルの作品では、公式にせよファンからの自然発生的なものにせよ、呼び易い略称によってこそより身近なコンテンツに成り得ていると思います。
(例えば、『Re:ゼロから始める異世界生活』からの『リゼロ』、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』からの『俺ガイル』、同じ椎名先生の『絶対可憐チルドレン』だって、ファンの間では『絶チル』の方が通りが良いですしねw…その使い易い愛称・略称こそが作品のアイコンとも成り得ると、私は考えています。)
そんなワケで『GS美神』って略記されたこと、そしてそれに伴うこの呼称の一般化は、本作品がヒットしていくその普及過程に於いて、相当に効果が大きかったのではないかって、私は考えているのです。


なお、今回の調べものの過程で気付いたのですが。
この【 「ゴーストスイーパー美神」→「GS美神」 】への表記変更が、関係する部分で一気に切り替わったワケでは無かったと言う点も補記しておきます。

具体的に言うと、作品の扉絵タイトルロゴが変更になったのと、雑誌の表紙のタイトル記載、同目次欄のタイトル記載の3点において、その表記の変更に僅かではありますがタイムラグがあったのです。

『ゴーストスイーパー美神 極楽大作戦!!』から『GS美神 極楽大作戦!!』に記載が切り替わったのは、下記のとおりです。
 ・作品タイトル(扉絵掲載分) …1991年 第47号~
 ・雑誌目次欄記載の作品タイトル …1991年 第48号~
 ・雑誌表紙記載の作品タイトル …1991年 第50号~

目次タイトルでは1週間、雑誌表紙記載タイトルでは3週間ものズレがあった事になります。
なんでこんな風になっているのか、その理由は正直判りません f(^^;
当時の編集部内で、作品担当者と表紙や目次のデザイン担当とで情報共有が出来ていなかったのか。
それとも、敢えて新表記に馴染むまでの猶予を置いたのか。
まあ、個人的には前者かなあって思ってますけど (^^;;;;


とまあ、そんな感じで『極楽』の作品タイトルロゴについての報告でした。
タイトルロゴは作品の顔でもあるワケですから、企画の段階から担当編集さん交えてデザイナーさんが頑張って作っておられるでしょう。
それを、こんな感じに連載途中で変更されるってのは、中々と編集部側での判断が必要とされるように思えるんですけど…。
タイトルロゴの変更の一例としては、連載前段階での『一番湯のカナタ』のロゴ変遷について、C-WWWさんが記事にされています。【C-WWW/椎名高志作品秘宝館・「一番湯のカナタ」タイトルロゴ変遷
ただ、連載開始後にこういった変更が成された例ってのは、他にあるのかな…???




『極楽』のタイトルロゴ絡みで、関連ネタ投下w

ファンの間では有名ですけれど、長い『極楽』の連載中、一話だけ作品タイトルが変更になった事がありました。
それがこれ。

  GS-logo 08

1993年 第27号掲載のサブタイトル・「誰が為に鐘は鳴る!! (その4)」の扉絵です。
作品内容に併せて、作品タイトルが『GS横島 極楽大作戦!?』と表記されたものw
言ってしまえばお遊びのセルフパロディなんですが(元ネタはサンデーコミックス第7巻の表紙カバー)、仮にも大手少年誌では当時は見たことないネタ振りだったもので、大いに笑わせてもらったものです (^^)

ただ、残念ながらこのロゴ、コミックスには収録されていないんですよね。
恐らく、元々原稿に直接書き込まれたものではなく、従来分のタイトルと同じく担当編集氏の指定で雑誌用の版下原稿に組み込まれたものなんでしょう。
コミックス用の版下とはまた異なっていたために、この様な収録事情となったのではないでしょうか。
個人的にはこのタイトルロゴを含めてネタとして成立しているページですし、出来ればコミックスにも反映して欲しかったなあ…。


関連ネタもういっちょ。
スピンオフ作品である『GSホームズ』、そのタイトルロゴです。

  GS-logo 09

「極楽大作戦!!」部分は、こちらもそのまま使用されており、「GSホームズ」部分のみ新たにデザインが起こされています。
この字体、結構「極楽大作戦!!」の字体を意識してそちらに寄せたデザインになっていますね。
『GSホームズ』はこれまで2作作られていますが、『極楽』と『ホームズ』の世界観が巧くマッチングしていて、私的にも大好きなシリーズです。
いつかまた続編を描いて欲しいなあ…。

なお、スピンオフ作品としてはもう一編、エミさんを主人公にした『GSエミ 魔法無宿!!』が存在します。
ただし、この「GSエミ ~」は、あくまでサブタイトル。
作品タイトルは『GS美神 極楽大作戦!! 外伝』であり、タイトルロゴとしては週刊連載版と全く同じBタイプが使われていました。


えらい長くなってしまいましたが、とりあえず以上っす。
久々に資料目録っぽいボリュームに出来たかな (^^)
また何か知見が得られましたら、追記します。

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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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