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るかるかβ

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椎名的雑記 ~Jの面影・・・未収録4コマ発掘~

ここのところ、長らく探求していた椎名高志関連の情報案件が立て続けに確定していて、とても嬉しいるかるかです。(挨拶)

 曰く、椎名先生イラスト寄稿@アフレコ台本アニメ版『美神』
 曰く、『はじめてのおつきあい』@まんカレ情報

上記2本も、当初情報に接してよりこちら現物情報確定に至るまで、かなり時間が掛った案件だったのですが、今回は更にもう一件、探求案件が叶った次第。
何れも元々二次的に知った情報でしかなく、その現物確認がファンとしての夢であり、大きな望みでした。
そうして、ずっと捜し求め続けていたものの…中々と手が届かなかったのですが、それがこの僅か何ヶ月かの間に次々と入手出来たんですよね。
いやホント、“事象はクラスターとクラスター化して立ち上る”ってのが私の持論なのですが(時々、ブログ内でも言及して参りましたが、要は物事は不思議と重なるって事…要約するとミモフタモナイなw)、こういう巡り合せに接するとマジでそう実感します。



閑話休題。
今回、入手できたのはコチラの雑誌。

  J-sunday.jpg

1994年に発行された少年サンデーの臨時増刊号である「Jサンデー」です。

1993年より開幕したJリーグは(その前年よりナビスコ杯が始動)、瞬く間に大きなJリーグブームを起こし、1994年当時も引き続きムーブメントの渦中にありました。
そして、そんなリーグ創成期に於いて、「少年サンデー」はJリーグのオフィシャルパートナーを務めていたのです。
その関係からか、表紙をJリーガーが飾ったり、Jリーグ関連の記事が載ったり、或いは関係漫画が掲載されたりしてました(4コマ漫画の連載もあれば、読切漫画の掲載も度々でした)。
この増刊号は、そういった本誌に掲載された読切作品の再掲+新規描き下ろし企画を中心に構成された臨時増刊号なのです。

そして、その新規描き下ろし企画において、椎名先生も参加されていたのです。

その事を私が知ったのは、2008年に刊行された「絶対可憐チルドレン≪解禁≫ガイドブック」内記事の「〈椎名史〉インタビュー&クロニクル」、そこに付された年表(クロニクル)によってでした。

本雑誌に掲載された椎名作品については、これまでコミックス等に収録された事が無い、所謂、未収録作品です。
しかし、当時、この「Jサンデー」を購入もしていなかったこともあり、私はこの年表を見るまでその作品の存在さへ知らなかったのです。
多分ですが…「Jサンデー」のメインコンテンツが再掲作品だった為にワザワザ買う気も起らず(そもそも、本誌をリアルタイムで購読していたので、改めて再掲作品集を購入する動機がなかったからでしょう)、それ故に販売告知記事にも大して目を通していなかったのだと思います。
そう、当時からして完全に見落としていた情報だったのですね。
今でしたらネットで何がしかの情報は遅かれ早かれ目に入って来るものでしょうが、当時はまだそんな時代ではなく、一旦チェック漏れしたアナログ情報なんてこんなものなんですよ…。
そんなワケで、こんな作品があったと知って、大変に驚いたものでした。

以降、本雑誌を探求し続けていたのですが、定期刊行物である通常の増刊号(月刊誌)でさへ中古市場では見かけ難い「サンデー」です。
ましてや、発行部数も知れぬ、再掲作品を中心に構成された臨時増刊号など、おいそれと古書店でも見つかりようも無く。
国立国会図書館の複写サービスを利用しようにも、具体的な誌面情報も欠如していることもあって、依頼にも踏み切れず。
劃して、長らく私にとっての幻の一品となっておったのですが…それが今回入手が叶ったワケです。
これで漸く本掲載作品を初めて読むことが出来ました (^^)



作品情報としては、以下のとおりです。

 ●掲載誌:1994年11月24日発行 「Jサンデー」
     (週刊少年サンデー特別編集 サッカーコミックスペシャル 11月24日号)

 ●作品タイトル:『Jリーグシアター』 (複数の漫画家による寄稿企画)

 ●作品形態:4コマ漫画/2題掲載
       …「怒りのパスカット」・「驚異のボールキープ」


  j-league-theater_cna.jpg 各1コマ目

まさか作品発表から20年以上経って、初見の椎名4コマに接せられるとは…(感涙)。

ただ、お題がJリーグ(サッカー)関連に固定されている為か、恐らくサッカーには興味を持たれていなかったであろう椎名先生的には、非常に扱い難い素材だったのではないかなって思えます f(^^;
同じ4コマ漫画ってことで『Dr.椎名』などと比べると、少なからずキレの悪さを感じてしまったのは…ファンとしての正直な感想です。
まあ、全くアウェイ状態のお仕事だとも言えますしw
それに、これも一種の既存キャラクター物のコミカライズとも言えますが、その点でも従来作品とは一線を隔していますかね?
そういう意味では、かなり珍しい部類の椎名ワークスを見れたものだと思えます (^^)

加えて、個人的には椎名先生画のグランパス君を見れたのは嬉しかったり…まあなんだ、こうイマイチやる気を感じさせない絵面のグランパス君ではありますが、楢崎画伯ほどでは無いので良しとしましょうかwww

  gurampus-nara.jpg 楢崎画伯による至高の一品

ともあれ、これでまた、椎名先生関連で空いていたピースが一つ埋まりました。
恐らくは今後もコミックス等への収録は難しいと考えられますので(※)、今回の入手は嬉しい限りです。

※私注
 この椎名作品には当時のJリーガーなど実在の人物は登場しませんので、肖像権が発生する恐れはありません。
 登場人物(?)としては各クラブのマスコットのみなので、これがコミックスへの収録への障害にはなるって事も、そうは無いと思われます。(マスコットの権利を有する各クラブや、リーグ側の許可はいるでしょうけれど、実在の人物に比べればまだしも許可は得易いと考えます。)
 …ただ、何より椎名先生ご自身が、この僅か1頁分にしか過ぎない、そして決して完成度も高いとは思えないこの4コマ漫画を…ワザワザ収録許可の労を取ってまで…収録することは望まれないんじゃないかなって思えるんですよね f(^^;
 お世辞にも、作品自体に先生が愛着や拘りを覚える要素は、無さ気ですし。




さて、本雑誌の内容についても、折角ですので触れてきます。
まず、再掲の読切作品について。

  ・『ジーコ ザ・グレーテスト』 竹内タケル 脚本協力:やまやすし 取材協力:美斉津二郎
     参考/初出:週刊少年サンデー 1994年 第9~13号
  ・『古川昌明物語 壊れたラジオ』 高橋よしひろ 取材協力:田村修一
     参考/初出:週刊少年サンデー 1994年 第35号 
  ・『盧廷潤物語 世界への選択』 藤原芳秀 取材協力:岡本典久
     参考/初出:週刊少年サンデー 1994年 第28~29号
  ・『得点王ディアス物語』 林崎文博 取材・原案:原田太郎
     参考/初出:?
  ・『武田修宏物語 ゴールの呼び声』 吉村哲也 脚本:田中誠一
     参考/初出:週刊少年サンデー 1993年 第32~33号

の5本の作品が再録されています。(誌面掲載順)
いずれも当時のJリーガーについての伝記風作品となっています。
…何だか、懐かしい名前ばっかりだなあ… (^^)
この中でも特に、藤原先生の『盧廷潤物語』を再び読めたのは(当時の切抜きを残していませんでしたし)、僥倖でした。

  j-league-theater_fujiwara.jpg

やっぱ、藤原先生の画力は頭数個分飛び抜けてますわ!
改めて読み直してみたところ、一本の“物語”として十分以上の読み応えがありました。
自分、藤原先生の初期の読切作品は結構手元に残しているのですが、この手の伝記物系作品って本作に限らず今一つ肌が合わなくて、切り抜き保存してなかったんです。
(作品の性質上、どうしても優等生的な構成の物語になってしまいますし、それを素直に楽しむにはヒネ過ぎた読者だったんでしょう、当時の私はw これ系作品で読んでて楽しく感じられたのは、村枝先生の『ゴンゴンゴール・中山雅史物語』くらいかなあ? 但し、むしろ子供向けとしては、正しい在り様の作品群だったと思いますけど。)
本作も恐らく未収録作品でしょうし、主目的からの余禄とは言え、再読出来たのは喜ばしいです。

また、描き下ろし企画として、「サンデー」本誌連載陣によるネタ漫画、『Jリーグシアター』が掲載。

  j-league-theater.jpg

漫画家さん一人一頁の持分で、Jリーグ(又はサッカー)ネタの寄稿をされております。
この中で、椎名先生も寄稿されたワケですが…よくよく読んでみれば、恐らく殆どの先生の作品が未収録状態の可能性が高そう…。
参加された漫画家さんは…【石渡治・藤田和日郎・椎名高志・安西信行・菊田洋之・満田拓也・ゆうきまさみ・斉藤むねお・山田貴敏・久米田康治・西森博之・青山剛昌・吉田聡・長谷川清・上西園茂宣・北崎拓・村枝賢一】(敬称略・誌面掲載順)…の17名。
うわ、90年代のサンデー黄金期を支えた錚々たるメンバーやん!
その多くが時事ネタ的なものや、漫画家さんの個人的思い出によるお話しである中…作風として、今と全くぶれてないのが久米田先生でしょうかw

  j-league-theater_kumeta.jpg

久米田先生も4コマ漫画が2題掲載ですが、2題ともが当時のJリーグブーム(への便乗)に対する揶揄っぷりが徹底しててパないです (^^)
うん、実際、ホントに何もかも「J」だったなあ…私自身、「Jビーフ」とかはマジ失笑した記憶があるものwww

他には、描き下ろし作品・『サッカーは点が入らないから面白い』(作画;高橋功一郎、監修:川添孝一)の他、Jリーグ関係記事など。

改めてこの雑誌を手にして感じるのは、こういう雑誌が単体で出せる程のブームだったんだよなあ…と言う感慨。
私にとって、当時も今も応援しているクラブは変わらずに今もありますが…まあ、正直、当時の様な狂騒状態は別に再来しなくても良いかなって思ってます。
モチロン、Jリーグ自体は盛り上がって欲しいですけれど、(でもって、名古屋にもスタジアムにもっと観客が来てほしいけれど)、もっと本質的なところでサッカーを楽しむって方向での盛り上がりをこそ歓迎したいのですよね。

ま、これは余談…話しが逸れました f(^^;



とまれ、これで椎名先生の未収録作品が一つ潰せました。
以前書いた未収録作品記事も、大分ズレが出てきてますし、近々に書き直したいですね。
 
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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック

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